リサーチの考え方
リサーチは自分の物販の要となる場所ですので最も重要と言っても過言ではありません。
リサーチをするときに意識することや、大事な要点や流れなどを以下に記載します。
リサーチをするときの心構え
主観より客観的視点を持つ
リサーチを行う時に陥りがちな罠があります。
それはズバリ主観を入れることです。
特に最初のうちはメルカリにおいては主観は通用しないと断言できます。
ここでクライアントさんとの面白いエピソードを紹介します。
どっからどう見てもメルカリでは売れていないパンダの小物を発注書に載せていたAさん。
私が理由を尋ねると、
和歌山のアドベンチャーワールドのパンダが可愛いから
みんなパンダは大好き
上野動物園でもシャンシャンを観に行列ができていた
と返事がありました。
私はこれを聞いて思わず笑ってしまったのですが(笑)
これって典型的なTHE.主観ですよね。
メルカリにおいて、アドベンチャーワールドや上野動物園のシャンシャンの可愛さは全くもって関係ありません。
メルカリで売れているか
ただこれだけが必要材料となります。
一言で売れていると言っても、
この見方でさえ主観です。
では、主観を除けてリサーチするのはどうしたら良いでしょうか?
リサーチには客観的視点が非常に重要になるのですが、客観的に見るのに最もわかりやすい材料が、数字です。
なるほど!メルカリでいくつ売れているかを数字で見ることで、自然と客観視できるということですね!
主観=感情的・自己中心的
客観=冷静さ・多角的視点
このように私は認識しています。
口で言うほど主観を除けることは簡単ではないようです。それほど主観は入りやすいものだと認識しておくと良いでしょう。
主観が入っていないかを意識することで、自分を客観視することにもつながりそうですね。
完璧主義をやめる
クライアントさんから時々こんな相談が寄せられます。
「リサーチしてもなかなか見つかりません。」
メルカリは宝箱。毎日毎日無限の商品が売られていますので、決してそんなことはないはずなのですが人によっては見つかりにくいようです。
この場合は、無意識に完璧主義に走っていることが垣間見れます。完璧主義も主観の一種ですよね。
例えば、
このように「ねばならないワールド」に入り、自分でハードルを上げてしまうと確かに自ずと候補は激減しますよね。
なぜ利益300円以下はだめなのでしょうか?
メルカリでは低価格商品がよく売れやすい傾向にあるので、売価300円で利益50円~100円でも十分に価値のある商品だと言えます。
一日に平均2個売れていたとします。そうすると1日200円の利益ですよね。それが1週間で1400円です。
1か月だと5600円!
そうですね。同じような商品を10商品見つければ、利益5万円はすぐそこですね。
自分で勝手にハードルを上げずに、利益額と売れ行きを数字で可視化すると、自ずと候補は増えると思います。
リサーチの流れ【多忙な方用】
主観を捨て、完璧主義をやめた方が良いことがわかりましたね。
ではここで私が当初やっていたリサーチの流れをお伝えします。
フルタイムで働いていたのでスキマ時間にスマホでイイね貯め、帰宅後のまとまった時間にパソコンで利益計算などをしていました。
①カテゴリーを絞らずに検索
②イイねをたくさんつける
③イイねが貯まってきたら一気に利益計算
利益が50円でも取れたら候補リストへ
④発注前に売れ行き(回転数)を調べて発注書作成
①~➁はスマホでスキマ時間に(パソコンでもOK)
③はまとまった時間にパソコンで
④はスマホ、パソコンを適宜利用
①カテゴリーを絞らずに検索
始めからカテゴリーを絞りすぎないことも大切です。
カテゴリーを絞る行為の中にも、自ずと自分の好きなジャンル(主観)への偏りが出てくるからです。
メルカリでは実に様々なカテゴリーで様々な商品が売られています。機会損失しないように視野を広げて様々なカテゴリーやジャンルに触れると良いでしょう。
✅新品未使用・売り切れにチェック
✅新着順
✅検索ワードおすすめ一覧
海外 インポート 海外製品 輸入品 日本製 評価前 神経質 完璧など
(この中から2ワードほどPICKUPして検索してみましょう)
②イイねをたくさんつける
せっかくカテゴリーを絞らずに検索しても好き嫌いで弾いていてはもったいないです。ここも主観で弾かずに、どんどんイイねをつけていきましょう。
新着順でスクロールしていくと、
「さっきも出てきたな」
と思う商品が出てくると思います。
そんな商品が見つかったら迷わずタップをし、セラーのページに飛んで行きましょう。
「さっきも出てきたな」
がなくても、中国輸入セラーの商品らしきものが出てきたらそれもタップして飛んでいっても構いません。
セラーのページで該当のソールド商品をクリックすると、商品説明文の最下部に時間が記載されています。
✅〇分前
✅〇時間前
✅1日前、2日前、3日前、、、
✅1か月前、2か月前、3か月前、、、
✅半年前以上
表示時間は売り切れた時間、または取引完了した時間が表示されています。
上から順にいくつかソールドページを開き、時間を確認。〇分前や、〇時間前、〇日前の表示があれば、直近(一週間以内)で売れているということですので、迷わずイイねを付けておきましょう。
ここで注意
この段階では売れ行きを念入りに調べる必要はありません。売れ行き(回転数)は発注前に最終的に数えます。ここはサラっと何となくでOK!!
セラーのページに飛ぶと、該当商品以外にも別の商品がある場合もあります。それもついでにイイねをつける。
そしてまた全体に戻って、別のセラーを探す、、これを繰り返すとイイねがたくさん貯まります。
このイイねつけはダラダラやらずに、一日に何回かに分けて、数分間ずつ行うと良いでしょう。
中国輸入商品の見極め方
✅トップ画像がモデル(韓国人ぽい女性や子供)
✅トップ画像がプロが撮ったような写真
✅トップ画に商品名や送料無料などの文字が入っている
イイねを付けるのはソールドページで
販売中にイイねを付けても、販売中はいつでも削除できるので、削除されることも多いです。ソールド商品は取引完了後2週間後でないと削除ができないので、めったに削除されません。
イイねではなくフォローではだめ?
フォローよりイイねにしましょう。同じ中国輸入セラーだと相手にわかればブロックされることもあります。また、フォロー相手と同じ商品を扱っている場合、利用制限のリスクもあります。イイねだと足跡はつきません。
イイねが貯まってきたら一気に利益計算
イイねが貯まってきたら一気に利益計算をしましょう。
利益計算は毎日やる必要はありません。
例えば「30商品イイねをつけたら一度利益計算しよう」というように自分で概ねの基準を決めておくと良いでしょう。
時間がたくさんある方や、行動量の多い人で、毎日イイねがたくさんつけられるというのであれば、もちろん毎日利益計算してもらっても大丈夫ですよ。
個々のペースで進めて行きましょう。
利益計算はアリババで原価を調べてからですよね?スマホでアリババを見ますか?それともパソコンですか?
どちらでも大丈夫ですが、私はパソコンで行います。
スプレッドシートで作成した利益計算表があるので、パソコンでアリババと利益計算表を開き、利益が取れる候補の商品は表にどんどんストックしていきます。
①イイねで貯めておいた商品画像のスクリーンショットを撮る
➁手元のスマホでLINEのひとりグループを開き、トーク画面でスクリーンショットを送る。
③パソコン側でLINEを開き、パソコンに画像を保存
④パソコンでアリババを開き、画像検索機能で原価計算
⑤原価がわかれば利益計算表で利益計算をする
50円でも利益が取れればとりあえず載せておく。
利益がそれ以下なら載せない。
※利益計算表は「利益計算について」で紹介しています
④発注前に売れ行き(回転数)を調べて発注書作成
先にもお伝えしたようにこれは主観です。
大事なのは売れ行き(回転数)ですので、言わば数字ですよね。
発注日の一週間以内に売れ行きを調べましょう。
ここは地味な作業ですが、きっちりすることでより精度が高まります。
発注候補の商品を、できれば取り扱っている複数のセラーで調べてみると良いでしょう。
ひとつひとつソールドページを開けて、時間を確認します。
物にもよりますが、直近で(1週間以内)で平均して1日1個以上売れているものは発注書に載せていきましょう。
平均ですので、毎日1個以上売れてなければならないというわけではないです。0個の日があっても良いので、平均値で選びましょう。
もちろん回転数は多ければ多い方が良いですが、単純に数だけよりもその商品が2週間~1か月でどれだけの利益を生み出すかに注目すると良いと思います。
表示時間を調べた時に、一番直近でも一週間以上前とか、月に数個レベルでしか売れていない場合は、回転が良いとは言えないので、弾いてください。
しつこいですが、今、旬で売れているもの(一週間以内)で選びましょう。
私は当初はノートに正の字を書いて売れ行きをカウントしていました。
超アナログ式ですね(笑)
面倒だなとか思いませんでしたか?
回転数を調べた後に弾く商品があるなら元から候補リストに載せなければ、、なんて思ってしまいそうですが、、。
それは思いませんでしたね。
メンターから教わったやり方が近道だと知っていたので。
弾いた商品も、間違いなく自分の軌跡になります。
あ!ついまた主観がでてしまいました(笑)
本当だ(笑)
まとめ
まとめると、考え方としては以下の通りです。
「なかなか発注候補が見つかりません」という人のよくある典型的な例は、最初から利益も取れて、回転数も良いもので、完璧な商品を見つけようとする主観でリサーチしている人です。
一個見つけては、利益計算、回転数調べて、、ボツ、、、というのを繰り返すと時間だけが過ぎて行き、候補は何もない、、なんてことも起こり得りますよね。
それよりは、
同じ作業(タスク)を一気に行う。
数ある中から絞っていく考え方の方が、結果近道になります。
ない中から必死に発注書に載せるよりも、母体数が多い中から絞る方が良いですよね。
そして、最初から綺麗に稼ごうとしなくて大丈夫です。
私も仕入れたけどなかなか売れない経験はしています。
検証と改善を繰り返し、少しずつ成長していこうという気持ちも忘れないで頂きたいと思います。