仕入れ個数の決め方について【逆算の考え方】
リサーチをして商品をいざ発注しようとすると「個数をいくつにすれば良いかわからない」と言った声も時々聞こえてきます。
こちらでは仕入れ個数の決め方について、ポイントをお伝えしたいと思います。
仕入れ個数はどうやって決める?【逆算の考え方】
商品を仕入れる時、個数はどうやって決めていますか?
う~ん、考えてもわからない時は「ただなんとなく」「これくらいかな」で決める時がありますね。
なるほど!それは主観ですね(笑)
主観ではなく個数も客観で考えます。客観的に見るのにわかりやすい材料は何でしたっけ?
あっ!数字ですね!
仕入れ個数の決め方①回転数
商品リサーチをする時に大事なのは回転数(売れ行き)でしたね。
仕入れ個数を決める方法のひとつとして、回転数で見る方法があります。
では例えば、
仕入れ値800円の商品が1日に2個のペースで売れていたとします。
これを1か月分仕入れるとしたら、
2個×30日=60個
800円×60個=48,000円
仕入れ個数60個
仕入れ値48,000円
となります。
ただこの回転数で仕入れる方法には注意も必要です。
1商品に対して5万円弱の仕入れ値を使っていますよね。
元々資金がある方はこの方法で20万でも30万でも何種類でも商品を仕入れたら良いと思います。
アカウントを増やして露出度を高め、商品数のパイプを太くすることでより売上が見込めますからね。
ですが元々仕入れ値は5万円にしようと考えていた人がこの入れ方で商品を決めるとどうでしょうか。
1商品だけで5万円を使ってしまいますね!
そうですね。それだとリスクヘッジがききません。
考え方としては同じ5万円でも内訳が重要です。
1商品だけで個数を積むよりも、商品数を増やして個数は分散する方が良いです。
(例)
〇10商品×仕入れ値5,000円=50,000円
×1商品×仕入れ値50,000円=50,000円
同じ仕入れ値でも種類を増やしておけば、万が一そのうちの1商品がなかなか動かなくても、他でカバーできる確率があがり、リスク回避ができます。
これがもしも1商品しかないと、なかなか売れにくい時のリスクヘッジがききにくいということですね。
なるほど!
資金がない方はリスク分散のために、1商品に割り当てる資金を少なくして、その分品数を増やせば良いということですね。
そういうことですね。次で詳しく見て行きましょう。
仕入れ個数の決め方➁資金で逆算
では例えば、
「今回は10万円分仕入れしよう。」
と決めたとします。
そしてリサーチをして仕入れたい商品が20種類あったとします。
これを逆算で、
10,000円÷20種類=5000円
1種類を5000円になるように仕入れ個数を決めれば良いという事ですね。
とは言え商品によって原価は様々です。
1元の商品もあれば、30元の商品もありますよね。
※35倍計算の場合の仕入れ値
1元×35倍=35円
5元×35倍=175円
10元×35倍=350円
20元×35倍=700円
30元×35倍=1050円
※これを1商品あたりの個数にすると
5000円÷35円=約140個
5000円÷175円=約30個
5000円÷350円=約15個
5000円÷700円=約7個
5000円÷1050円=約5個
原価の安いものは自ずと個数は上がりますし、原価の高いものは個数は少なくなります。
またメルカリで見ると、
低価格商品(原価が安い)は回転良く売れる傾向にあり、高価格商品(原価が高い)は回転は低価格商品に比べると下がります。
そのため、高価格商品はあまり個数は積まずに短期間でサッと売り切った方が良いので、この逆算の考え方で個数を決めるのもひとつの手でしょう。
ポイントをおさえ、それぞれの資金状況に合わせて、仕入れ資金や仕入れ個数を決めて行きましょう。