売上在庫管理について

物販を行うにあたり、売上や在庫を管理するのは必要不可欠です。

以下に理由や必要事項を記載します。

売上在庫管理を行った方が良い理由

物販の売上管理では単に売上や在庫を管理するだけでなく、様々なメリットが得られます。

キャッシュフローがわかりやすい

売上管理を行うとキャッシュフローがわかりやすいというメリットがあります。

どれだけ利益を得たのか、また得た利益のうち、実際収入としてどれだけ手元に残るのかを知るためにも売上管理は必須です。

どんなビジネスも、最初はマイナスから始まります。

売上管理を怠らずにやっていけば、どれだけ販売をすれば損益分岐点を超えられるか、販売によっていくらプラスになり、それがどれくらいの利益率だったのかを知ることもできます。

情報を細かく分析することで、今後のビジネスの戦略を練ることも可能になってきます。

適切な在庫状況を把握しやすい

在庫を持つスタイルで物販を行う場合、売上管理によって在庫量を正確に把握できるようになります。

在庫量が把握できていると、最適な在庫数を維持するように仕入れを先行させるのか、逆に在庫がなかなか減らない場合は安値で原価回収でも売りつくして早めに損切りを行い、次の新商品の仕入れ費に充てるのか、適切な対処が可能です。

売上管理と同様、在庫管理もきちんと行うことで、お金の流れの見える化ができるようになります。

在庫とは実際に存在する現物です。
管理表で管理するだけでなく、月末に一度は棚卸しをして、実際の個数を手動で数えて管理表の数字と誤差がないか確認するようにしましょう。

売上管理の流れと方法

在庫管理表に仕入れ情報を記載する

売上管理では、あらかじめ仕入れた商品の情報を記録しておく必要があります。

商品の価格、仕入れ個数、可能であれば仕入れた工場まで記録しておくことで、売上の把握だけでなく次に仕入れる際の参考になります。

特に必要なのは価格です。

正しい価格、言わば正しい仕入れ値を記入しておくことで、売上管理も正確な数字で出すことができます。

売上情報を記録する

仕入れ値を記入することで、ようやく日々の売上管理ができるようになります。

商品の仕入れ値と売れた数を記録し、販売価格から仕入れ値、送料などを引くことで正確な売上記録を残すことも可能です。

売上情報の記録は今後の戦略にも役立ってきます。

出来れば、一日ごと、月ごとの記録を残すような管理表を作成しましょう。

そうすることで時期ごとの売上、商品ごとの売上から分析がしやすくなります。

管理表を作成しよう

必要なのは最低2シート

売上管理に必要なのは売上管理シートと在庫管理シートの最低2シートです。

管理表は細かくすればするほど様々な数字を出せますし、分析に役立ちます。

最初からそれは難易度が高いので、上記の必要最低限の数字を出せればまず問題ないでしょう。

【簡易式】売上管理表について

こちらは初心者さん向きの売上管理表です。

元々パソコンが得意な方、Excelやスプレッドシートの関数の知識に長けている方はわざわざこの管理表を利用する必要はありません。

詳しい方はご自身で使いやすいように管理表を作成してみてくださいね。

簡易式売上管理表を使う人はコチラから♬

こちらの管理表では粗利益を出すことができます。

粗利益とはわかりやすく言うと、売上から手数料、仕入れ値、送料を引いたのみの利益です。

それに対して純利益は、粗利から経費を引いた利益のことですね。

経費とは、外注費、梱包材費、ツール代など、物販を行うにあたり、使ったお金のことを指します。

そのため月末に、総粗利益から使った経費の総額を引くと月の純利益が出せますので、より正確なお金の見える化を図っていきましょう。

いずれにせよ、始めた当初は仕入れ費や経費が先行するので、手元にお金が残らない感覚があると思いますが、先にもお伝えしたようにどんなビジネスもはじめはマイナスからです。

目の前のことにコツコツと取り組みながら、いずれは手元にお金が残る形での売上アップを目指していきましょう。

日報を提出しよう

日々の売上を管理することはもちろん、【日報を提出する】という行動目標をひとつ作ることで、自分を律することができます。

また、日報は単に数字をアップするだけに必要なわけではなく、振り返りをすることで気づきや見直す機会になることも多くいです。是非この機会を活用してほしいと思います。

希望の方はチャットの日報グループにご招待しますのでお申し出くださいね。

ちなみに絶対にこの形式でないというわけではありません。

雛形があったほうが出しやすいと思ったので記載したまでです。

形式にとらわれず、目的は【行動すること】ですので、ご自身のやりやすい書き方で大丈夫です。